簡易裁判所を活用しなさい!家賃滞納の楽々対応法

      2015/04/07

昨日の午後、「助けてクマさん!賃貸トラブル即応マニュアル」の発行記念講演を聴講してまいりました。
クマさんのお話は非常に為になったのはもちろんですが、その次に実施されたCFネッツ社長の倉橋さんの講演は非常に面白いものでした。

特に表題に書きました、簡易裁判所を活用しなさい!自主管理の大家さんでも楽に滞納を解消する方法を簡単に教えてくれます!というのは、個人的に響きました。

基本的には「債務名義を獲得しなさい」、そして「法的に家賃を回収できる権利を得て、粛々と事務手続きしなさい」というものです。そして、その具体的な手 法として、「支払督促」があり、簡易裁判所にて家賃の支払い申し立てをすれば、債務名義を獲得した上で、あとは裁判所が家賃の支払い督促を裁判所の名前で やってくれるので、非常に効果的かつ安価(数千円だそうです)に滞納家賃の督促が可能というものです。

社長によると大家や管理会社からの督促状や内容証明にはビクともしないような滞納常習者でも、裁判所の名前で送達されると殆どがビビッて支払いをするようになるそうです。

また、3枚ほどの定型書式にて滞納者やこちらの情報と滞納額等を記載して申請すれば、記載内容の証明行為なども必要なく、裁判所は淡々と事務処理を行い、支払督促を送達してくれます。
そして、送達されてから2週間のうちに滞納者から異議申し立てがなければ、債務確定(いわゆる判決で勝訴ということらしい)し、強制執行もできるようにな り、仮に異議申し立てが出ても裁判にて「家賃の滞納は事実ですか?どうして払えないのですか?」との問いに「いや、お金がなかったので・・・」で、「は い、結審~」となるそうです。(そりゃそうですよね、お金がなかったとしても払うものは払いなさい、というのが法律ですから)

さらに社長が言っておりました。
「我々は税金を払ってるんですから、堂々と簡易裁判所に行っていろいろなやり方を教えて貰えばいいんです。弁護士さんなんかにいきなりいくより、全然安上 がりですし、今は昔とちがって懇切丁寧に教えてくれます。大家さんは簡易裁判所を自分の会社の法務部門と思って活用すればいいんです!」

なるほど~、と思わず唸ってしまいました。

私も購入した物件のサブリースを解除するために内容証明を記載して送ったことがありますが、あれも調べてやってみれば、やたら簡単な書式を守るだけのこと でした。1枚、横20文字に縦23行だったかな?であれば、ワープロで書いたものでも内容証明となるのも知らなかったですからね。(変な専門の原稿用紙が 必要だと思い込んでましたから。。。)

ネットで調べてみたら以下のページがありました。

支払督促制度

いずれは一棟モノの大家を目指したいと思っておりますので、非常に参考になるお話でした。

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