楽器は訴求力大です。

      2013/02/08

2gouki_beforeこんにちは。

昨日の雪は大したことなかったですね。

大きな雪害もなく、良かった良かった、となるはずなのに、世の中には「大雪予報なんて大げさすぎる!」なんて怒っている人もいるらしいですね。。。
雪が降るっていう予報があたっただけでも十分なのに「言うほど大雪じゃなかった!」って、言いがかりの領域に入るんじゃないかと思うのはワタクシだけでしょうか。(こんなこと書くとワタクシも非難されちゃうんでしょうか。。。)

そんなことはどうでもいいですね。
今日のテーマは「楽器可は訴求力大」です

ここのところマカロニほうれん荘の話ばかりでしたが、実は去年の10月に横浜区分の二号機が退去になったんです。もともと二号機は空室だったものを2割ほどの指値をして購入したモノで、購入してから今の入居者を獲得したわけですが、1期2年を満了せずに退去という事態でした。

どこかの調査データでうる憶えなんですが、ワンルームの平均的な入居期間というのは4年だったはずです。それを考えると契約期間の2年を待たずに退去となったのは残念でしたが、こればっかりはしょうがないです。

この二号機は床がカーペット仕様だったんですが、そのまま入居して頂いた(といっても、2,000円の家賃交渉入りましたが。。)ので、入居期間中のキャッシュフローで退去後のフローリング化費用は十分賄える金額となっていることの方を感謝すべきってもんです。

退去が分かった段階で「次の募集ではフローリング化をしないとダメだよね。」と管理会社の担当者さんとも意識合わせをしていたので、募集は「新規にフローリング化します。」と訴求して頂いて、とりあえず先行募集をしておいて頂きました。

退去自体は管理会社の担当の方にお任せして、数日後の夜に現地でリフォームの打ち合わせを管理会社の担当者さんとしていると担当者さんに電話が入りました。

どうぞ、と電話に出ることを促すと「はい、えっ?ピアノですか?ちょうどオーナーさんと一緒ですが、ピアノは無理ですよ、入らないです。」とかって言ってます。

(おいおい、うちの物件のこと言ってるならこの部屋は2階だからベランダから余裕で搬入できるぞ~!)と叫びそうになりながら、「ちょっとちょっと、全然大丈夫だよ。グランドピアノだって足が外せるから2階の部屋でこのサイズのサッシなら十分搬入可能だよ。」って教えてあげました。

「えっ、そうなんですか?ベランダから入れられるんですか?」って。。。

あのさぁ~、確かに入社して数年の若手社員さんかもしれないけど、入居付けの営業やってる人がそういうこと知らないのはマズイじゃないのぉ~。。
まあ、そういうワタクシも妹がピアノをやってまして、家の建替えの時なんかに搬入場面を見ていたから知っていたことではあるんですけどね。

二号機は70戸以上の比較的規模の大きいマンションでして、1階と2階はワンルームなんですが、3階以上はファミリー向けの2DK以上といった間取りになってます。
基本的に実需向けに建築されたマンションですし、当時の分譲価格を見てみると、平成初期というバブル期も相まって相当の収入がないと購入できない価格帯なんですよね。

はい、子供にバイオリンとかピアノとか習わせそうなクラスが入るマンションだったようで、時間帯に制限はありますが(確か午前10時から午後20時までだったかな。。)、管理規約ではしっかりと楽器の演奏(練習)は可となっています。
(それにしても募集資料の備考欄に、楽器可、って書いといて良かったわぁ~)

「えっ、これから見にくるんですか?とりあえず、仮押さえ?はい、ちょっとオーナーさんに確認してみます。」っていいながら、担当者さん、こっちの顔を見ています。

その瞬間、ワタクシOKサインを出しながら大きく何度も頷いてました。
そりゃそうでしょう、ピアノ搬入なんて高収入の証ですし、そんな大きいもの部屋に入れてくれたら、なかなか退去はしないでしょうから!(ワタクシ、ピアノとかハープとかっての移動や引越しがどれだけ高額か良く知ってます。)

もうあと1時間もしないうちにピアノホルダーの入居希望者さんがいらっしゃるというので、速攻で自分のハンカチを使って、キッチンやお風呂場内のステンレス部分だけをひたすら磨きあげてから部屋を出ました。(だって、リフォームこれからですから、クリーニングだって当然まだでしたから。。。)

とりあえず、管理会社の担当者さんとはどんな床にするかをその場で決めて、入居希望者の方から問い合わせがあったらお答えできるようにだけはしておきました。(フローリング材を使うのではなく、サンゲツのフロアタイルで仕上げ、カラーはホワイト系。)

「まあ、実際はリフォームが終わってからの正式決定だろうね。」なんて管理会社の担当さんと話をしていましたが、何と翌日に「横ちゃんさん、正式申込みが入りました!」との連絡を頂きました。

お申込み頂いた方は若いピアノの講師をされている方だったのですが、やっぱり入居の理由は「楽器可でピアノの搬入もOKな物件」であったことだそうです。(随分と探してらっしゃったそうです。)
もちろん、リフォーム内容もホワイト系のフロアタイルでの仕上げで全く問題ないとのこと。

「ペット可」の物件はアドバンテージが高いと言われていますが、「楽器可」の訴求力だってなかなかのもののようです。
(音楽家専門の物件を造ってらっしゃる大家さんもいましたよね。)
あと、3階ぐらいまでで通常サイズのサッシが付いてるベランダの部屋であれば、アップライトピアノもグランドピアノも小型クレーンなんかで楽々搬入可能ですから、マイソクに「ピアノ搬入可!」と大きく書くと相当の訴求力になるのかもしれませんね。

ファミリー混在の大規模マンションは、管理組合も良く機能しているんですが、こんな利点もあったりするんです。

「楽器可」の訴求力、かなり大きいと実感しました。
物件選びの一つの要素として、憶えておいて損はしないと思います。
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