ひとり暮らしのワンルームでどうしてフローリング人気?
2011/03/19
フローリングに住んだことあるの?
HOME’SやSUMOなどの賃貸物件サイトには、物件を探すときのいろいろなこだわり条件をつけて検索できる機能があります。
「2階以上」や「バス・トイレ別」、「エアコン付き」などスタンダード且つ「なるほどねぇ」と思う条件がありますが、その中で「フローリング」というものもあります。
「フローリング」もスタンダードな条件であるのは理解しているのですが、「みんな本当にフローリングの部屋で住んだことがあるのかな?」と正直思ってしまうのです。
特にひとり暮らしのワンルームというシチュエーションでは、自分の経験も踏まえての感想です。
フローリングのワンルームで発生するマイナス事象
私の経験は30年ほど前の新入社員時代の木造アパートワンルームと5年ほど前の単身赴任時代のワンルームマンションです。木造アパート時代の部屋は、それこそ畳敷きの部屋でしたので、今はほとんどお目にかからないので参考になりません。
単身赴任時代の部屋は鉄筋コンクリートのワンルームマンションで床はフローリングでした。別にフローリングにこだわったわけではないですが、案内された物件が全てフローリングだったのを記憶しています。
住み始めた当初は全く気がつきませんでしたが、2~3ヶ月住んでみるとフローリングの床であるために発生するいくつかの事象が気になってきました。
その事象のひとつ目は、「部屋を舞うホコリ」です。
ワンルームですから、当然、ベットも布団も同じ室内に配置しますので、結果的に寝る動作をするたびに布団から出る微細なホコリ?糸くず?綿くず?が床に落ち、ツルツルのフローリングなので、エアコンをつけたりするとホコリが舞うようになってしまうのです。
毎日、気がついたらクイックルワイパーなどで掃除すればいいんでしょうが、仕事から疲れて帰ってきたら、正直言ってあとはシャワーを浴びて寝るだけです。
床のホコリなんかを、気がついた都度、掃除するなんて気にはならないです。(少なくともズボラな私はそうでした。)
ふたつ目の事象は、「硬い床が痛い」です。
私は男ですから床に直に座るときには胡坐(あぐら)をかきます。
フローリングの床で胡坐をかいたことがある人は分かると思いますが、フローリングは胡坐をかくと足の外側、特にくるぶしの外側の下あたりに固い床があたって痛いんですね。
とても、部屋で胡坐をかいてくつろぐ、という感じにはなりません。
みっつ目の事象は、「階下に気を遣う」です。
フローリングの床は、どうやらある程度、階下に響くことあるようです。木造アパートのようにダイレクトに響きまくるということは無いようですが、ある程度の階下への響きはあります。実際、私は上の階の方の「響き」に眉をひそめることが何度かありました。
自分が体験すると、当然ながら「自分も同じように階下に迷惑をかけているかもしれない。」と不安になります。私もそうですが、多少気になる程度であれば、あえて知らない真上の部屋の人のところまで苦情を言うことはしないでしょうから、実際は迷惑をかけているのではないか?と気を遣うようになってしまいました。
フローリングへの対処方法
こうしたフローリングのワンルームで発生する困った事象にどのような方法で対処したか?ですが、皆さんご想像のとおり、絨毯を購入して床に敷きました。あとは、クッションもふたつばかり・・・
絨毯の床の部屋よりもフローリングの方がいいとよく言われますが、ハッキリ言ってあくまで見栄えだけのことではないかと思ってます。
どうせ絨毯を引くなら、最初から絨毯の部屋の方がいいと個人的には思ってます。
どうしてフローリングが人気なんでしょう?
ちなみに知り合いのひとり暮らしの女性二人に住いの床と選んだ理由を聞きました。
ひとりの知り合いは、「絨毯の床です。わざわざ、絨毯買う必要ないですから。ワンルームではベットが同じ部屋内に置くので、フローリングはホコリがすごくなるのを経験してますから。」とのこと。
もう一人の知り合いは、「フローリングに絨毯を敷いています。本当は絨毯が良かったんですが、住みたい場所の部屋はフローリングしかなかったので・・・下の部屋を気にしたくないので、厚みのある絨毯ですね。」とのこと。
二人ともひとり暮らし経験が豊富な30代の女性です。
どうしてフローリングが人気になるんだろう?とお二方に聞いてみたら、「経験がなければしょうがないですよ。見た目はフローリングの方が格好がいいんでしょう。」とのことでした。
どうしてフローリングが人気なのか?
その疑問は経験者でないと沸かない疑問なのかもしれません。