海外株式への投資術、第四位は個別株式

      2011/03/19

海外の現物株式の場合、誰もが知っているペプシやコカコーラなどに投資するという方法は有効だと思いますが、実際の決算や業績動向となると英語のHPを苦もなく理解出来るようでないと厳しいのが実際でしょう。
また、米国ではなく、新興国の銘柄を選ぶのはさらに難しいといえると考えます。

しかし、我々投資初心者にも「効率的」なやり方はあります。

市場平均よりも大きいリターンを目指すアクティブ投資信託の投資銘柄を調べればよいのです。我々よりも多くの外国企業の情報を持ったファンドマネージャーが選定した銘柄がそこに記載されています。

実際に「BRICs」と銘打った五本の投信を調べて、複数が投資対象に挙げていた日本で買える銘柄をピックアップしてみるといいのです。やってみる分かると思いますが、すべて各国を代表する優良企業ばかりのはすです。

たとえば、中国石油化工はどのBRICS投信にも組み込まれているといっていい世界的な資源株です。国内の資源需要を背景に2ケタ増収を確保しています。インドでは、複数の投信がインフォシス・テクノロジーズを組み入れていました。インドのIT産業の強みは、すでにコストから技術者の能力に移っている段階なのです。
ブラジルでは資源メジャーのリオドセが有名で、鉄鉱石の世界シェアは一位。M&Aの活用で鉄鉱石以外の権益獲得にも走っています。

ただし、投資初心者にはあくまで参考程度とするべきなのかもしれません。米国を含む先進国はもちろんのこと、中国やインド、ブラジルの株価指数に連動するETFで、その地域の平均株価の上昇分のリターンを享受し、分散効果を図ったほうが手堅く、また賢い投資方法でしょう。

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