国内株式への投資術、第三位はインデックス投信

   

 国内株のインデックス投信もETFと同様、メニューの中心となっているのは日経平均株価とTOPIXに連動するタイプです。

 運用目標が同じでありながらも、インデックス投信の保有コストはETFより高く、売買の価格は終値ベースのみとなっています。売買注文を申し込んでも、投信の基準価格は注文時点では確定されていないという点がETFとは異なります。

 インデックス投信の利点は、おおむね1万円以上から1円単位で、さらに楽天証券やSBI証券などネット証券では千円以上から積立てで買うことができる点が長所になります。

 しかし、運用資金が十数万円以上準備できる場合、日経平均型に連動する投信を投資対象に考えるならば、リアルタイムで売買できるETFを利用した方がベターでしょう。
 ただし、名証25インデックスなど、ETFでは類似商品のない投信もありますので、こういったインデックス投信を購入したい場合は別になります。

 インデックス投信で気が付きにくい点は、最低投資金額が販売会社によって異なる場合があるということです。例えば、日興アセットマネジメントのインデックスファンド225のケースでは、5000円以上1円単位という設定の銀行から10万円以上という設定の銀行まで、販売会社によってさまざまです。

 インデックス投信を購入する場合、ネット証券などではノーロード(販売手数料無料)が当たり前となっていますので、ネット証券の口座を開設した上で購入するのがベストです。
 何らかの理由で銀行窓口などで購入するような場合はできるだけ安い販売手数料を優先させて、手数料が同じであれば最低投資金額があまり高くない会社を選ぶべきでしょう。

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