中古ワンルームマンションの引渡し前にやらなきゃいけないコト

      2011/04/09

銀行さんとのアパートローン、金銭消費貸借契約の締結も終了して、あとは決済日を迎えて引き渡しをするばかりと思いきや、しっかりとやるべきことはやらなければなりません。

特に今回の物件は入居されていた方が年初の1月に退去された後、すでに半年以上経過してますし、該当の設備も築年数と同じく20年近く経過しているモノだと考えられるからです。

その引渡し前にやらなくてはいけないコトというのは、給湯ガス設備がキチンと稼動するかどうかの確認です。
いわゆるオーナーチェンジ物件であれば、入居者の方が生活していますので、当然ながら、物件の付帯設備もキチンと稼動しているということの証になります。
一方、空室物件については、エアコンや給湯設備を日常的に使っている方、つまり稼動確認をしている方がおりませんので、キチンと動くかどうかを確認しなければなりません。

「そんなの普通、売主や仲介さんが確認するんだろう?!」とおっしゃりたいのは分かりますが、基本的に引渡しを終了した後に給湯設備に不具合が見つかった場合、何かと揉めることは必至と考えておいた方がいいのです。
何より、大きな金額の買い物をするわけですから、そこは人任せにせずにキチンと自分で確認することが必要であると認識してキッチリと購入する物件の設備に不具合がないかどうかを確認しましょう。

2号機はガスの給湯機でお湯を供給しますので、一度、ガス会社に連絡して開栓をしてもらい、給湯機がキチンと稼動することを確認して、再度、ガスの栓を閉めて貰うということになります。
また、引渡しが終わっていませんので、基本的には買主側で勝手に手続きをするわけにもいきませんので、まずは仲介さんを通じて売主さん側でガスの一時的開栓と設備稼動の確認をしてくれるかどうかを聞きますが、まず、「出来れば、そちらでお願いできませんか?」となります。

本来ならば先方が稼動確認の手配をし、その時にこちらも同席するという形になるのかもしれませんが、そこはまあ深くつっこまず、こちらの都合が良い日程で確認できるように任せてもらった方がありがたいのです。

このガス給湯器の開栓手続きですが、少なくとも2日前にはガス会社に連絡をして開栓工事の日時を決定する必要があるということと、ガス会社にはガス給湯器の点検のための開栓である旨を伝えます。
通常ならば、ガスの開栓工事をしたあとは、普通に生活することになるはずですので、工事の人はそのままサヨナラをしますが、我々は給湯器の動作を確認した後にはガスの栓を再び閉めてもらう必要があるので、工事の人がサヨナラされては困ってしまうのです。

ですので、ガス会社に開栓の依頼をする際には、「賃貸物件のガス設備動作確認のための開栓ですので、点火開栓確認でお願いします。」とお伝えします。すると、受付の方は工事の方に「点火開栓確認ですから、確認後は閉栓をお願いします。」と伝えてくれるという段取りになるのです。

もちろん、私にこんな知識はありせんでしたが、ガス会社の方と話をしているうちに「あっ、大家さんなんですね。では、点火開栓確認というモノになるので工事のものに伝えておきますね~」となって、一つ大家としての知識を得ることができた次第です。

結構面倒くさく聞こえますが、大した作業ではありません。
結局、ガス会社に開栓の依頼電話をしたあとは、当日はガスの工事会社の人がいろいろと点検してくれますから、何か私が作業をすることもありません。
点火も順調、お湯もキチンと出るし、キッチンにある温度設定パネルの温度を上げればお湯の方もキチンを温度が上がる、ということを確認できれば終わりです。

さあ、あとは決済日を迎えて、粛々と物件の引渡しをするばかりです。

っと思ったら、もう一つ大事なことがありました。
火災保険の契約です・・・

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