パラダイムの転換!FX(豪ドル)っていいんじゃない?
2011/09/11
投資と投機は異なるもの。
株式は企業の成長に資金を拠出するので投資だが、FX(為替)というものは外部環境(経済状況)に左右される価格差の取引に終始するゼロサムゲームで、投資ではなく投機である。
資源国である豪ドルやNZドルの高金利はちょっと魅力だけどね。
これ、今までの私のパラダイム(ものの見方)でした、、、
◆頭のかたすみにはありましたが、、、
資源国の高金利がちょっと魅力だな~、とは思っていましたが、あくまで運用できる資金額が多くなった時の資金ポートフォリオのひとつとして考えている程度。
実際にすぐに外貨MMFなどで豪ドルなどを購入するつもりはありませんでした。
とはいえ、こんなFXを賞賛している記事の内容はしっかりと頭の中に残っていて、チャンスがあれば、一度、FXにトライしてみてもいいかなぁ~と思っていたのも事実。
◆訪れた転機
そんな状況のなか、8月5日(金)にスタンダード&プアーズ(S&P)が米国の格付けを最上級の「AAA」から「AAプラス」に1段階引き下げたことを受け、米国、および世界経済の先行きに対する懸念が高まり、翌週から円高ドル安が進むと同時に豪ドルもドンドンと値を下げていきました。
ちょうど夏休み期間中の8月9日(火)にロイターなんかを眺めていると、豪ドルが80円どころか79円を切っている水準になってます。
「こりゃぁさすがに安すぎるだろう。豪ドル勝ってみようかな。」と自分の証券口座があるSBI証券にアクセスして、WEB上でFX口座を開設しました。すでに株や投資信託用に証券口座を開いていれば、簡単な確認行為だけでFXの口座を開設できたことはありがたかったですね。
◆為替の板表示が便利で税の優遇がある大証FXを選択
それから、ざっと店頭FXと大証FXの違いをチェックして、大した差はないけど利益が出た時の税金の取られ方が全然違うという認識のもと、大証FXの口座へ証拠金として100万円を即時入金の手続きをしました。
大証FXは株と同じような「板」が表示されていて、その表示を見ながら購入する金額を決めることができました。結構な上下感で値が動いていたので、購入画面に表示されていた「枚」という購入単位は一体いくらかなのかも分からないまま、1枚づつ分散して購入していくことにしました。
78.12円で1枚、78.01円で1枚、77.95円で1枚、77.90円で1枚、77.40円で1枚、おっ77円を切りそう!ということで76.80円で2枚、と合計7枚を次々に購入。76.80円で買えた後はすぐに77円台になったので、とりあえず7枚の購入で一時停止しました。
1枚あたりの平均単価は 77.57円。
◆1枚っていくらなの?えっ、もう数万円の利益?
「前週の豪ドルは82円とか83円とかだったから、まあ安く買えたんだろう。」と一人納得した後に、「そもそも1枚って何ドルなんだ?」と調べてみれば、1枚イコール1万豪ドルでした!
「へっ?1万豪ドルってことは1枚78万円分ってこと?となると、7枚で550万円ぐらいも買ってるってことか!」と今更ながらおどろきましたが、証拠金として使われいるのは30万円程度です。
値幅がどう動くか分かりませんでしたが、一応、証拠金として100万円入れていたので大丈夫だろうと眺めていると、ちょっとした間に数十銭円安に動いて数万円のプラス表示になってます。
◆下手な中古ワンルームマンションの投資よりいいかもしれない、、、
「こりゃいいタイミングで買えたかも。」と思いながら、さらにFXの仕組みを調べていったら、一日単位でスワップ金利というのが貰えてしかも、その額が1枚単位で一日108円とのこと。
「1日108円が7枚=756円、これが365日となると、、、28万円ぐらいじゃん!これって下手なワンルームの年間キャッシュフロー(アパートローン活用)よりも多いよ!」と思わず、唸ってしまいました。
「危険」、「超ボラティリティ(流動性)高し」、「リスク一杯」、「投資じゃなくて投機」とハッキリ言って私のなかではすっかり悪者だったFXでしたが、「豪ドルのスワップ金利狙いっていいんじゃない?」とパラダイムがすっかり転換してしまったのでした。