さてさて火災保険です。

      2012/02/22

中古のワンルームといえども、大なり小なりの事故への対処として保険に加入する必要があります。

まっ、メインとなるのは火災保険ですね。
大家さんが入る火災保険は、入居者さんが入る火災保険とはまた別ものです。
基本的には、火災による物件損傷の補償とその設備の事故によって第三者に損害を与えた場合の保証などが入ってきます。あとは水災や雷災による物件損傷の保証などですね。

総合パッケージになっていて水災や雷災、風ひょう雪災など火災 以外のものを取捨選択できない保険会社のものもあるので、なるべく色々なメニューを取捨選択できる会社のものにすると良いと思います。

まあ、その辺は火災保険の営業マンに複数の見積もりと各社の特徴を出してもらえばいいでしょう。
私の場合、富士火災のものとして、2号物件は2階に所在すること、所在エリアが周囲より高い場所となっている点から、水災保証を外した形にしています。
また、1棟ではなく区分所有になるので、地震保険には入っていません。

実際に保険会社に見積もりを頼むとその補償額に驚いてしまいます。
350万円とか400万円とか、という数字になっているからです。最初にこれを見た時、何なんだ?と思いましたが、別に間違いでも何でもありません。

RC物件のワンルームとなると火災で完全に燃えてしまっても躯体(コンクリート部)そのものは基本的に大丈夫です。コンクリート以外の壁や天井、床などの部分が焼失してしまうだけなので、充分物件を再生可能なリフォーム金額までが補償額ということらしいです。

まっ、スケルトンリフォームする価格が火災で保証する額です、ということですね。

注意する点としては、単純ではありますが、引渡し日前に保険会社と契約を行い、保険適用期間を引き渡し日の午前0時からとするぐらいではないでしょうか。(保険の契約には適用日とともに時刻まで記載します。)

考えようによっては、午前中の引渡しなら午後12時からでいいじゃないか、ということにもなるかと思いますが、仮に午前10時から決済・引渡し処理が終わり、11時に売主さんと別れて後は司法書士さんの移転登記待ちとなったその時刻に火災が発生するかもしれません。

確率的には極めて低いものですが、こんな事態がありえないわけではなく、こうした状況の場合はどちらがどっちという揉め事が発生しそうです。ですので、私の場合は、決済・引渡し日になった瞬間に自分の保険が適用になるように時刻を記載して契約するようにしています。

あまり気にする必要はないかもしれませんが、引渡し日前にキチンと保険契約を締結しておく必要があることと、適用開始には日付けと時刻の両方があるということを知識として知っておく必要はあると思います。

 

 - 二号機 , , ,